「Yahoo!ディスプレイネットワーク(YDN)」はYahooが提供するディスプレイ広告サービスです。
ディスプレイ広告は一般のホームページなどに表示されるバナー広告であり、リスティング広告よりもコンバージョン率こそ低く抑えられがちですが、とにかく多くの場所に掲載できるのが強みとなっています。
YDNについて
YDNはページ内に表示されるディスプレイ広告であり、広告はバナー単体で掲載されたり、あるいはバナーにちょっとした説明文を付記する形で掲載されたりします。
同じようなディスプレイ広告サービスである「Googleディスプレイネットワーク(GDN)」と比較した場合、GDNはブログなどに広告が掲載されるのに対し、YDNは「Yahoo!ニュース」などYahoo!が提供しているページに掲載されます。
YDNとGDNは広告の掲載場所によって住み分けを行っているため、ディスプレイ広告を宣伝に利用する場合はYDNとGDNを併用することで、満遍なく表示されるようにするのが基本となっています。
ただし、広告のクリック回数やコンバージョン率などに著しい差がある場合、どちらかを打ち切って片方に注力するケースもあるでしょう。
配信方法について
YDNはGDNにあるような配信オプションが存在しません。
そのため「朝の時間帯に集中して表示させる」「24時間均等に表示させる」など表示時間を利用して広告の効果を高める施策を用いることは不可能となっているのです。
ちなみに一社が複数の広告をYDNに登録した場合、最初のうちは全ての広告が均等かつランダムに表示されます。
しかし日数を重ねるうちに、よりクリック率などが高い良質な広告を優先して表示するようになります。
この機能によって得られるデータを利用して、企業はより効果的な広告を見極めることが可能です。
また、あまり機能していない広告を切り捨て、効果が高いと思われる新しい広告と入れ替えるのも良いでしょう。