WEB用語、Eコマース用語として頻出する「コンバージョン」とは英単語「conversion」をカタカナ語として日本語に取り入れたもので、「変換・交換・転換」などの意味を持ちます。
WEB業界における「コンバージョン」とは
WEB業界においての「コンバージョン」は「ホームページの閲覧者が、会員登録、資料請求、商品購入、などの企業にとってメリットにある行動を起こすようになる」ことを意味します。
これは元々の字義である「転換」から変じて、「ただの閲覧者」が「企業の顧客」へと転換したという使われ方から定着した模様です。
ただし使われ方は幅広く、行動を起こすようになることをコンバージョンと呼ぶこともあれば、行動を起こすようになった顧客そのものや顧客の数をコンバージョンと呼ぶことも。
意味の根本を捉えた上で、文脈に合わせて意味を判断する必要があるでしょう。
企業はホームページをビジネスに利用する場合、ただホームページの閲覧者を増やすだけでなく、増やした閲覧者をコンバージョンして、商品を購入したり会員登録を行ってくれる顧客にしていく必要があります。
ビジネス用のホームページはただ閲覧されるだけにあるのではなく、そこから自社の運営するサービスなどの利用につなげて初めて利益をもたらすものなのです。
ECサイトにおけるコンバージョン
特にコンバージョンが重要な概念となるのが、ネット上で商品を宣伝販売するECサイトです。
ECサイトにおいては、サイトの閲覧者が商品の購入へと至ることを「コンバージョンした」と呼び、閲覧者全体の中での「コンバージョンした」閲覧者の割合を「コンバージョン率」と呼びます。
ECサイトはサイト上の商品を販売することで利益を出し、存在していくシステムとなっているため、いかにしてこのコンバージョン率を引き上げるかがサイト運営において最重要とも言える課題となっています。