インターネットを利用する上でパソコンのセキュリティ対策は必須とも言えるものですが、ホームページもまた同様です。
パソコンに施す時と同じように、ホームページにもまたしっかりとしたセキュリティ対策を講じる必要があるのです。
セキュリティの基本「SSL」について
「SSL」とは「Secure Sockets Layer」の略で、インターネット上でやりとりする情報を暗号化する技術のことです。
パソコンとサーバとの間で送受信するデータを暗号化することで、第三者によるデータ改竄や盗難などを防ぐことが可能です。
そのため、住所や氏名、そしてクレジットカード番号などの顧客情報を取り扱うショッピングサイトや契約サイトではSSLはほぼ導入が必須とされています。
Webアプリケーションの危険性
ホームページ上で処理を行うソフトウェアを「Webアプリケーション」と呼びます。
ホームページで行う、会員登録、商品の購入、検索……など、ほとんどの処理はWebアプリケーションが行っているのです。
しかしこのアプリケーションのセキュリティや基本構造に脆弱性がある場合、そこをクラッカーに突かれてしまう可能性があるでしょう。
するとWebアプリケーションに入力された情報を盗まれてしまったり、あるいは別の顧客の情報を用いて商品を購入されてしまったり、また大規模な顧客情報の漏洩に繋がってしまうこともあります。
こちらについてはホームページやWebアプリケーションの安全性を確かめるサービスである「Webアプリケーション診断」を受け、セキュリティの制度を確認しておくべきです。
大企業の情報漏洩ばかりがニュースで取り沙汰されるせいでめをくらまされがちですが、中小企業であってもウィルス攻撃やクラッキングの対象にされる可能性は十二分に存在します。
むしろ油断をついて容易に利益を引き出せるため、狙い目とも言えるのです。
規模が小さいからと油断せずに、ホームページを開設するからには大企業と同じレベルでセキュリティ対策を施すぐらいの気持ちで取り組みましょう。